１２月２５日

メリー・クリスマス！

 昨日のクリスマス・イブ・・・皆さんは どういう風にすごされましたか？

今朝起きて、子供たちはサンタさんからお目当てのプレゼントもらったでしょう

か？それとも「ドラえもん」の＜のび太君＞のように、為になるモノだったかし

ら？（笑）

ケーキは食べました？

ウチは、デコレーションケーキが 皆苦手なので・・・もう１０年くらいかなー。

アイスケーキです、それもシンプルな・・・

こんな感じ！

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さて、ここからは・・・ちょっと辛い話です。 

実は今日は、熊のねーやん２号の命日です。

去年の朝９：３０すぎ、ロッキーの散歩の途中で　その知らせを受け取りまし

た。

ねーやん２号は「乳癌」で、１０年間闘ったのでした。

一番最初、ねーやんが胸にしこりがある事に気づいた時　ねーやんは前に「乳

腺炎」になったので、それだと思って病院に行かなかったのだそうです。

でも、なんだか様子が違うので病院に行ったら・・・「乳癌」だったんです。

手術したんですが、その時すでに命のカウントダウンされたようです。

「癌」で１０年も生きたのなら・・・。そう言う人がいるかもしれませんね。

けれども、その１０年間の姉と家族の闘いは・・・筆舌に尽くしがたいものでし

た。

お嫁に行って、自分が世話するつもりだった ダンナさんの両親に面倒かける

んです。実家に帰りたくても、年老いた両親に看てもらうわけにはいきません。

姉がどれほど苦しんだことか。

箪笥の中に、遺書と包丁が入っていたと言います。

「うつ病」になり、家族と口をきかなくなった事があります。

自分の身体が、内側から腐っていくと 怯えた事があります。

熊は、遠くに居て 何もしてあげる事ができませんでした。

それでも、家族とねーやん１号がボロボロになった時、１泊だけだったけど病院

に付き添いしました。

久しぶりに会った妹には、訥々とでしたが話をしてくれました。

ちょうどその頃、熊んちも大変な時期で１日しか付き添ってあげられなかった

の。心残りです。

そして去年、もしかしたら年は越せないかもしれない・・・と、ねーやん１号から

聞き、ダーさんとねーやん２号のお見舞いに行きました。

突然遠くの妹が行ったら勘ぐるかもしれないので、山形まで用事で来たんで　

足をのばしたことにして・・・。

すっごく喜んでくれました。

熊が持って行った「天使の人形」を点滴の所につけ、渡した「ちわわのぬいぐる

み」をしっかり抱きしめて・・・。

これなら年が明けても、大丈夫なんじゃないかと思うくらいで。

バス時間ぎりぎりまで居て・・・「じゃあね！」とつないだ、ねーやん２号の手の暖

かさ・・・きっと一生忘れない！あの笑顔と共に！！

 

知らせをもらって、ダーさんと二人で越後路へ。

寝かされていた姉は、とっても穏やかで小さくなってたです。

担当してくださった葬儀社の方は、ねーやん２号の友だちで。死に装束は綿で

花嫁衣裳にしてくださりました。

紅いべにをさしてもらって、キレイでした。

その時、お棺に入れるには金属とかはいけないので、結婚指輪を外そうとしま

したが　どんなに暖めても指を固く閉じたまま。まるで外すのを嫌がっているよ

うでしたので、そのままにしておく事にしました。

お骨になった時、その指輪は焦げる事なく、変形する事なく、義兄の元に届け

られました。きっと、もう一度　お嫁にきたのでしょう。

 

熊は訳あって、赤ん坊の頃叔母の所へ養女に出されたので　ねーやん達とは

一緒に暮らしたことがありません。

思い出も、お友達の方が多いくらいでしょう。感覚的には「従姉妹」くらいでしょ

うか？

もう叶わないけれど・・・もう少し思い出が欲しかったなーと、思います。

 

ある時、本屋さんで　新井満さんの「千の風になって」を手に取りました。ぺらぺ

らページを繰ったら

「・・・・冷たい墓の下

わたしは、そんな所にはいない・・・」

って文章が、目に飛び込んできました。（本文そのままじゃないかもしれません

けど）　　なんだか「はっ！」と、させられました。

とてもキレイな本です。

でも、その時は何だかせつなくて買えませんでした。

今日、その本を買ってきて・・・読もうと思っています。

姉が、千の風になって・・・愛しい家族の周りを吹き渡っていますように・・・願い

ながら。

千の風になって

• 作者: 新井 満
• 出版社/メーカー: 講談社
• 発売日: 2003/11
• メディア: 単行本

どうか女性の皆さん、少しでも「変だな？」と思うことがあったら・・・行きにくいで

すが婦人科に行きましょう！そして、男性の皆さん！恋人や奥さんに、何かい

つもと違う所があったなら　病院に連れて行ってくださいね。

早く見つかれば、それだけリスクは減らせるのですから・・・。

 

楽しいクリスマスに、しんみりさせちゃってごめんなさいね！

どうか健康で幸せなクリスマスでありますように！

もし、病気で苦しんでおられるなら、少しでも苦しみが軽くなりますように！！