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蔵の中 -新刊本- №232 [本・マンガ]
《新刊本が入りましたよ》
※マンガの単行本と本(ハードカバー・新書・文庫)だけになりました。一部、古本あり。
-マンガ-
【くるねこ丼 2 -くるねこ大和-】マンガと括って良いのか分かりませんが、須藤真澄さん・有川浩さん・くるねこ大和さんの座談会、夢枕貘さん・喜多條忠さん・関口尚さんとの対談、くるねこ愚連隊のフォトアルバム(かわえ~♪)、そして書き下ろしマンガは「くるねこ大和の幼ものがたり 前編」…これが面白かった!くるねこさんは生まれてからも水の中だった、というんですね。どうやら生まれつき難聴だったようで4才になって手術し、無事成功したものの 小・中学と相変わらず人の声は遠く 理解しにくい(する気もない)と思っていたそうな。そんな くるねこさんの水が弾けたのはTVで「ナウシカ」を見たからだそうです。「なんだこれは?」と衝撃を受け、「私 絵を描く人になる」と決心したそうです。宮崎駿さん、恐るべし!(笑)
-本-
【あんじゅう 三島屋変調百物語事続 -宮部みゆき-】《逃げ水》馬飼いの少年が山で出会った女の子は、自分のことを神様だと言うが…。《藪から千本》三島屋のお隣の針問屋の一人娘には、恐ろしい呪いがかけられていた。謎の女性が魔を祓う。《闇獣》みんなが怖がって近寄らない幽霊屋敷にひとりぼっちで住む「くろすけ」とは?《吼える仏》山間の貧しい村に広まった、てきめんにご利益のある木仏の秘密。 いたずら坊主三人組・凄腕の若侍・巨漢の偽坊主…おちかの助っ人が続々登場する。
前回紹介した「おそろし 三島屋変調百物語事始」の続編です。話の内容は前回の方がコワいのですが、私的にはこっちの話…特に「闇獣(あんじゅう)」が好きです。最初、事始の方の「家鳴り」という おちか自身が経験する空き屋敷の脅威に近い話かと思ったのですが、こちらは空き家になった家の魂のようなものが人恋しくて生まれた妖(あやかし)が、新たな住人の武士の老夫婦と親しむようになり「くろすけ」と名付けてもらう。寂しくなくなった「くろすけ」は人と触れあうことで、その身が弱ってゆく。人を恋うるのに、人と一緒にいられない…そんな「くろすけ」が愛しくて切なくて、「くろすけ」を可愛がった初音さんのような気持ちになってしまいました。
【万能鑑定士Qの事件簿Ⅱ -松岡圭祐- 】従来のあらゆる鑑定をクリアした偽札が現れ、お札が本物か偽物か分からなくなった日本はハイパーインフレに陥る。偽札が現れて、わずか2日でコンビニの弁当は数千円から数万円に、JRの一区間が9千円以上になってしまい、しかも小銭やドルでないと買い物が出来ない社会になってしまう。このままでは日本が崩壊してしまう。万能鑑定士・凛田莉子はパーフェクトな偽札の謎を暴くことが出来るのか?!
事件は解決されるけれど、なんだかほろ苦い結末で。ん~人間ってやつは…って思っちゃいます。
【万能鑑定士Qの事件簿Ⅲ -松岡圭祐- 】人気ファッションショップで、ある日突然売り上げが落ちてしまう。またいつも英語は赤点の女子高生が、東大入試レベルのヒアリング問題で満点を取る。この奇妙な事件をともに陰で操っていたのは、かつてミリオンセラーを連発した有名音楽プロデューサー:西園寺響だった。音を駆使した前代未聞の詐欺事件。凛田莉子は鑑定眼と機知を駆使し西園寺に挑む。
なんか西園寺が出てくるたびに某プロデューサーの顔が浮かんできて仕方なかった(笑)
【金翅(きんし)のファティオ―タ -黒川裕子- 】トゲウオに村を殲滅させられ、母を亡くしたシルッカは薄れゆく意識の中で黄金のトゲウオと出会い「生キタイカ?」と問われ「生きたい」と答える。すると黄金のトゲウオは「デハ、イツノ日にカ、ワが騎士ニナルガヨイ」と歌のような咆哮を海中に響き渡らせた。10年後、17歳になったシルッカは波頭馬(ハトゥーバ)準騎士としてオルムネアに乗艦していた。四弦楽器ラオゥールの演奏以外取り柄のないシルッカ。しかし凶暴な海獣トゲウオ殲滅の夜、その幼生を拾ったがために、凶暴で美貌の第一皇子リンゼイ・ヴォーに斬りかかられるはめに。不思議な力で難を逃れたシルッカだったが、幼生の帝都移送への同道を命じられる。知らぬうちに四界の命運を担わされた見習い騎士と残虐な皇子、気まぐれな大食らい幼生…二人と1匹の奇妙な旅が始まる。
第6回C★NOVELS大賞で満場一致で大賞に選ばれた作品だそうです。で、面白いです。まぁこの皇子のにくったらしいこと!(爆)でもそれには理由があるんですね。シルッカも 何も取り柄がなさそうに見えるけれど、実は…って感じで この先がとっても気になります。そしてファティオ―タ…さすが女王だわ(爆)
金翅のファティオータ―四界物語〈1〉 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 黒川 裕子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07
- メディア: 新書
【アヤカシノ交渉人 -番棚葵- 】樋上友真は一見どこにでもいるような普通の高校生。しかし彼は実は、人と妖怪の間に発生したトラブルを解決する「人妖交渉人(ファントム・ネゴシエイター)」だった。「試金石」という特殊な石うぃ使い、幼馴染みで人間と天狗のハーフの烏丸美羽と事件解決に奔走している。だが、そんな友真を快く思わない人物が密かに動き始めていた。
ん~もう少し友真が活躍するのかと思ってたんですけどねぇ。ちょっと物足りないかな。
【キャプテン・リリスと猫の宇宙船 -林譲治- 】リリス・カバラは宇宙貨物船《スカロス》の新米船長。頼れる(?)乗員達やサイボーグ猫、宇宙船の人工知能などに助けられながら、なんとか業務をこなしていた。そんなある日、ひょんなことから関わった貴族の美少女レネットを彼女の故郷の惑星まで送ってゆくことになるが、そこでリリス達を待っていたのは銀河系スケールのトラブルだった。新米船長は、無事にトラブルを解決することが出来るのか?
猫の宇宙船という本の題名に食いついたんですが、内容的にも面白かったです。この宇宙船、某小説に出てくる宇宙船を彷彿とさせます^^
今回は、ここまでです。
【おまけ写真】
今年の猛暑でガリガリ君がアイス売り場から消えたそうですね。増産しても追いつかないのだそう…。そんな状態の前に見つけてた新しい味「コーヒーゼリー ミルク味」
ではまた、ごひいきに~♪
ガリガリ君、お世話になったな~^^
by マリンかもめ (2010-09-14 11:11)
ビール味の「ガリガリ君」って、ないのかしら・・・^^;
by たいへー (2010-09-14 11:51)
珈琲ゼリーミルク味~美味しそうです^^
珈琲ゼリーミルク味のドロ○ッチも好きです♡
by 水谷 (2010-09-14 18:43)
あ、くるねこ丼2、私も読みたいです!
実は今までの人生で一度もガリガリ君を食べたことがありません。
一度食べてみなければ……。
by kyo (2010-09-16 21:50)
これ、まだ食べたことないです~(・・
by ぜろこ (2010-09-18 12:14)
ガリガリくんいろんな味が今ありますねー。
こちらも生産が追いつかないのかソーダ味の普通のガリガリくんがあったりなかったりですよ。
by エリカ (2010-09-20 10:49)
☆artfuldodgerさん・輝美chanさん♪・みちるさん
ご訪問 & nice ! ありがとうございました。
by みーはー熊 (2010-09-27 13:20)
☆マリンかもめさん
あはっ、マリかもさんもガリガリくんにお世話になりましたか。
by みーはー熊 (2010-09-27 14:05)
☆たいへーさん
ん~大人限定になっちゃいますね。それに「シュワシュワ感」と泡のクリーミー感が難しいんじゃ…。
by みーはー熊 (2010-09-27 14:07)
☆水谷さん
あはは、ドロリッチ…吸い込んだ時のゼリーの感触が良いですよね^^
by みーはー熊 (2010-09-27 14:08)
☆kyoさん
くるねこ丼2、面白いですよー。ぜひ読んでみてくださいね。
え~っ?!ガリがリくん召し上がったことなかったですか?ではぜひいろんな味試してみて下さい♪
by みーはー熊 (2010-09-27 14:18)
☆ぜろこさん
私も 「あ~ミルク味か~」と行きかけて「ん?!あ、ただのミルク味じゃない。コーヒーゼリー!」と立ち止まってしまいました。
ぜひ見かけたらお試しを…。でも一気に涼しくなってきちゃいましたよねー。
by みーはー熊 (2010-09-27 14:20)
☆エリカさん
そうそう!ついこの間、ソーダ味があるなぁってコンビニで見かけてたんですけど、先日行ったら…ポッカリその空間が空いちゃってました^^;
何だかスゴイですよね。
by みーはー熊 (2010-09-27 14:22)