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【蔵からのおしらせ】  今日はポカポカ陽気♪久しぶりにロッキーと ゆっくりお散歩しました。  ('16.03.17)   

蔵の中 -新刊本- №243 [本・マンガ]

《新刊本が入りましたよ》

※マンガの単行本と本(ハードカバー・新書・文庫)だけになりました。一部、古本あり。

-本-

【グイン・サーガ22 ヒプノスの回廊 -栗本薫-】「前夜」「悪魔大祭」「クリスタル・パレス殺人事件-ナリスの事件簿-」「アレナ通り十番地の精霊」「ヒプノスの回廊」「氷惑星の戦士」の6つからなる短編集。100巻達成一周年記念限定パンドラ・ボックスに収録されていた表題作の「ヒプノスの回廊」は、マリウスに起こされるまで見続けるグインの夢の世界の話。グインがルードの森で目覚める前の世界・ランドックが描かれている。そして自分の名前以外で覚えていた唯一の言葉「アウラ」の正体が分かる。「前夜」は、モンゴール軍にパロが急襲され、リンダとレムスがルードの森に間違って転送されグインと出会う、その前日のパロの宮廷が描かれる。「悪魔大祭」は、グイン達が生きた時代の遥か先のパロが「闇王朝」と呼ばれた時代の物語。「クリスタル・パレス殺人事件-ナリスの事件簿-」は、他にも外伝で出ているナリスが事件の謎を解き明かすもの。「アレナ通り十番地の精霊」は、マリウス親子が身を寄せていたモンゴールの首都トーラスにあるゴダロ親父とオリーおばさんの店《煙とパイプ亭》での話。マリウス親子達が去って、息子のダンと嫁のアリスに子供が生まれようとしている日、ゴダロ親父は衰弱し死にかけていた。「氷惑星の戦士」は、実はグイン・サーガシリーズではないのだが、この作品こそが『グイン・サーガ』が誕生するきっかけとなった作品だったそうで、今回収録されることとなった。

まさか、また再び『グイン・サーガ』に出会う日が来るなんて思ってもいませんでした。書店に並んでいたのを見た時には、何の冗談だろう?と思いました。しかし散らばっていた作品がこうして1冊の本にまとめられた、というのは本当に嬉しいです。そして帯には、前にも旦那さんの今岡さんが書いておられましたが、グイン・サーガの世界を色んな人に書き継いでいってもらいたいという、栗本さんの遺志を実現するため本年5月より「グイン・サーガ・ワールド」が季刊ペースで8月・11月・来年2月の4回刊行されるそうです。情報は随時、ハヤカワ・オンラインにて。

ヒプノスの回廊―グイン・サーガ外伝〈22〉 (ハヤカワ文庫JA)

ヒプノスの回廊―グイン・サーガ外伝〈22〉 (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 栗本 薫
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2011/02/05
  • メディア: 文庫

【破妖の剣 6 鬱金の暁闇 8 -前田珠子-】父によって仮死状態にされたラエスリール。肉体は浮城最奥に最強の破妖刀紅蓮姫の「鞘」として納められている。しかし死んだはずの母チェリクは、父 王蜜の妖主が用意した器でよみがえり、その器の中に娘ラエスリールの魂を取り込み目覚めさせる。そんな時、ラエスリールの左目に宿っていた命を核に翡翠の妖主によって生み出された守護者・緋稜姫とその中に取り込まれたラエスリールの弟・リーダイル(乱華)と出会ってしまう。とっさにラエスリールが目覚めていることを隠すため、強引に意識を乗っ取ったチェリクは、緋稜姫の中の異質な気配に気づく。と、気づかれたと知った緋稜姫はリーダイルから強引に意識を奪うと飛んで逃げだす。行き着いた場所…そこは何とチェリクの親友であり前の浮城城長が暮らし、チェリクの墓のある場所だった。そこにはリーダイルに良く似た子供・濫花がいた。ラエスリールを母の死によって失ったと思い込むリーダイルは、もう1人の姉・緋稜姫を守るための力がふるえる肉体を得るため、強引に濫花に意識を移し濫花の魂を消しさる。そして その場所へとやって来たのは母・チェリクのみならず、第六の妖主・雛の君と柘榴の妖主であり、ラエスリールの護り手だった闇主だった。一方、今や「紅蓮姫」の使い手となったアーゼンターラは、紫紺の妖主の配下・津々螺(つづら)によって仲間のスラヴィエ―ラ・オルグァン・マイダードと分断され苦戦していた。果たして正しい道は?

鬱金の暁闇 8 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

鬱金の暁闇 8 破妖の剣(6) (破妖の剣シリーズ) (コバルト文庫)

  • 作者: 前田 珠子
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2011/02/01
  • メディア: 文庫

【封殺鬼 帝都万葉 -霧島ケイ-】武見志郎が近所の老人から譲り受けた簪には、黒い蛇のような影が絡みついていた。一方、神島桐子は二人の鬼・戸倉聖と志島弓生を連れて東京の屋敷に滞在し、帝都で広がる霊障騒ぎを追っていた。2つの出来事をつなぐのは、その簪に見覚えがあるという「しゃべる達磨」だが、記憶があいまいで…。久しぶりの再会、そして簪に隠された恋が桐子と志郎を近づける…?!

封殺鬼 帝都万葉 (ルルル文庫)

封殺鬼 帝都万葉 (ルルル文庫)

  • 作者: 霜島 ケイ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/01/26
  • メディア: 文庫

【カフェかもめ亭 -村山早紀-】「コンビニたそがれ堂」の姉妹編、同じ風早の街の「カフェかもめ亭」の物語。店主は祖父から店を引き継いだ若い娘・広海。しかし その店は曽祖父の代から70年も営業しているのだった。扉には青い海と歌う人魚姫、それに百合の花を散りばめたようなかもめ達がステンドガラスで嵌めこまれ、小さな茶色い自動ピアノが耳に馴染んだやさしい曲を奏でている。そんなどこか懐かしい不思議な店を訪れた客は、店主の淹れるとっておきのお茶を飲みながら、不思議な話を語りだすのだった。

カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

カフェかもめ亭 (ポプラ文庫ピュアフル)

  • 作者: 村山早紀
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2011/01/06
  • メディア: 文庫

【光待つ場所 -辻村深月-】「しあわせのこみち」「チハラトーコの物語」「樹氷の街」の3篇からなる物語。「しあわせのこみち」は、T大学文学部2年の清水あやめは一般教養の『造形表現』で受講条件「自由に世界を表現すること」で大学の桜並木を描く。子供の頃から褒められてきた自分の絵。だが 教授が「すごい」と選んだのは自分の絵ではなく、法学部の学生・田辺颯也だった。しかも田辺は絵も描き、あやめが賞をもらえなかったコンクールで賞を取っていた。打ちのめされるあやめ。しかし田辺やいろいろな人に接するうちに、自分の絵の取り組み方が変わってゆく。「チハラトーコの物語」は、どっかで聞いた名前だな?と思っていたら…そう「スロウハイツの神様」で出てきた、あの子だったんですね。「嘘つきのプロ」で、子供の頃からクラスメート・先生・そして今はモデル仲間にまで。そんな時、こちらもスロウハイツの住人だった人気の脚本家・赤羽環と出会い、言葉を交わすことで何かが変わってゆく。「樹氷の街」…こちらも懐かしい名前に「?」と思ったら「名前探しの放課後」で出てきた天木や秀人、椿が出てくる。中学三年最後の合唱コンクール。天木達ニ組の課題曲は「大地讃頌」自由曲は「樹氷の街」で、天木が指揮者。伴奏者は立候補で倉田梢に決まるが、合唱練習が始まっても梢のピアノは上達しなかった。そんな時、伴奏用楽譜がゴミ箱に捨てられていて…。そんな時、クラスメートで目立たない男子・松永がピアノの天才であることが判明し自由曲「樹氷の街」の伴奏を引き受けてもらうことになる。

辻村作品は面白いんだけれど、こうして前の話にリンクしてたりするので油断できないんだよなぁ(笑) でも一見毛色が違う3つの話のように思えるけれども、結局は人の心の奥底を見つめた作品達なんですよね。

光待つ場所へ

光待つ場所へ

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/06/24
  • メディア: 単行本

【ツナグ -辻村深月-】たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる人-「使者(ツナグ)」。都市伝説のように密やかに人々の間で口にされるが、その電話番号は何度かけても繋がらない人がいる一方、本当に必要な人のところにはキチンと繋がるという。そんな「使者(ツナグ)」に死者との再会を依頼した人達と「使者(ツナグ)」に選ばれた少年の話。「アイドルの心得」「長男の心得」「親友の心得」「待ち人の心得」「使者の心得」の5つの短編から成っているが、私は「待ち人の心得」が切なくって良かったなぁ。逆に「親友の心得」はコワいな~って思いました。うん、知らないでいた方が幸せに生きてゆくことも出来るんですよね。

ツナグ

ツナグ

  • 作者: 辻村 深月
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2010/10
  • メディア: 単行本

今回は、ここまでです。

【おまけ写真】

P1080174.JPG

冬枯れのお庭に さし色が…。2月だけれど、このところ暖かいせいかな。秋に植えた球根たちも芽吹き始めてるし、土の下では もうずいぶん春の支度が進んでいるのかもしれませんね。

そういや1月でしたか、ちょっとビックリするような出来事がありました。ある日、買い物に行ってイオンの駐車場に車を停めていました。荷物を抱えて戻ってきたら…「???」 ナント、すぐ後ろに停められていた車のナンバーが私のと同じ[exclamation×2] しかもメーカーも一緒でカラーも一緒。さすがに車種は違いましたけど、こんな偶然ってあるんだ~[るんるん] って妙にテンションあがりました[わーい(嬉しい顔)]

ではまた、ごひいきに~♪


タグ:本 マンガ
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たいへー

春は確実に来てますね。
私の鼻がムズムズしてきましたから・・・^^;
by たいへー (2011-02-22 14:49) 

みーはー熊

☆たいへーさん
今年は、去年大丈夫だった人も危険かもしれませんよね。
私は今のところ大丈夫なんですけど…。
by みーはー熊 (2011-02-24 18:37) 

みーはー熊

☆マリンかもめさん
ご訪問 & nice ! ありがとうございました。
by みーはー熊 (2011-02-24 18:38) 

mam♪

車のメーカー&カラー&ナンバーも一緒、そこまで一緒なのは
めずらしいですね!!
そんな車がすぐ後ろになんて、偶然も偶然でびっくりww

春は確実に近付いてますよね^^
今日は目が痛いです^^;
花粉が大量に飛んでそうです(泣
by mam♪ (2011-02-25 12:20) 

みーはー熊

☆みちるさん
ご訪問 & nice ! ありがとうございました。
by みーはー熊 (2011-02-28 16:47) 

みーはー熊

☆mam♪さん
そうなんですよ、最初目の錯覚かと思いましたもん(笑)
でも何だか嬉しくなる一コマでした^^

今年は、花粉が凄いんですってね。私も危ないかな~なんて警戒してるんですけど、今のところどうにか無事です。
お大事に。
by みーはー熊 (2011-02-28 16:49) 

みーはー熊

☆ぜろこさん
ご訪問 & nice ! ありがとうございました。
by みーはー熊 (2011-02-28 16:49) 

エリカ

すごい偶然続きでしたね。
我が家の車はラパンなのですがやっぱりイオンに行ったとき3~4台隣同士でラパンが並んだことがありました。
色は同じだったり違ったりだったけど同じ車なので不思議でした(^-^)
by エリカ (2011-03-01 17:33) 

みーはー熊

☆エリカさん
偶然って面白いですよね。
それに何だか嬉しくなってきちゃうし…^^
by みーはー熊 (2011-03-02 00:10) 

kyo

グインは読んでる最中です。
どれも読んだことのなかったものなので、わくわくして読んでます。
by kyo (2011-03-06 12:55) 

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